生命保険の歴史

日本人の93%が加入している生命保険。実はとっても身近な存在です。でも、この生命保険、いつ・どこで・誰が・何のために作ったものなんでしょうか。生命保険の歴史についてご紹介します。

1.きっかけはギルドから

ギルドとは、中世ヨーロッパの都市に行われた特権的同業者組合のこと。

この組織では、仲間同士の仕事がうまくいかなくて困ったときの資金援助や、病気で寝込んでしまったり、死んでしまったりしたときの遺族への生活保護などをしていました。このギルドこそが、生命保険のはじまりだと言われています。

2.時は流れて17世紀

このころ、さらに現在の生命保険に近いカタチの制度が出現します。この制度とは、牧師たちが組合を作り、仲間の誰かに万が一のことがあった場合に香典を出すために毎月一定額を払い込んでいくというもの。

ただ、毎月払うお金が若者もお年よりも同じ額というのがまずかったのです。若い牧師たちの不満を買うことになり、10年ほどで潰れてしまいました。

3.牧師たちが組合を作っていたころ

牧師たちの組合とほとんど時を同じくして、ロンドンの中心部では地域の顔見知り2,0000人あまりが、牧師たちと同じような「香典前払い」のしくみを作り上げました。

しかし、この組合は死亡する人がでるたびに組合員が減っていってしまいました。その結果、約束どおりお金を払うための掛け金の値上げによって、やはり10年くらいで潰れてしまいました。

4.生命保険のシステムの完成

以上のように、必要性がありながらなかなかうまくいかなかった助け合いの制度。やはり、すべての人が同じ保険料を払うということにムリがあったんですね。

そこで、18世紀イギリスでは死亡率に基づく合理的な保険料の計算を行う「生命保険」が誕生しました。これが、現在の生命保険のルーツとなっています。

5.そして日本へ…

日本では1867年に福沢諭吉がこの近代的な保険制度を紹介しています。そして、明治になってから日本最初の生命保険会社、明治生命が設立されたのでした。

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