FP丸山の独立奮闘記 - 空回りする営業活動、絶望感と失望感。その中で見えてきたものとは?

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FP 丸山の独立奮闘記

第2幕 鳴かず飛ばず

6.仕事がない辛さ

さて、独立を志して会社を飛び出したまではよかったのですが、それから2ヵ月間まったくやることがありませんでした。会社を辞めてから実際に保険代理店として活動できるまで、2ヶ月ほど時間があいてしまったからです。何も仕事をせずにずっと家にいると、不安や焦りからなんとも言えない嫌な気分になります。何となく家には居づらいので、暇つぶしに街の喫茶店に出かけていって本を読みふける毎日が続きました。喫茶店で忙しそうに働くウェイトレスさんを見て、「仕事があるということは本当に幸せなことなんだな」と実感。この気持ちは一生忘れないで生きていきたいです。

7.営業開始

2ヶ月間の喫茶店通い生活を経て、生命保険を販売するための資格「一般課程試験」も無事に合格。ついに営業開始の日がやってきました。営業を開始するというその日、ひとつだけ決めたことがあります。それは、友人・知人・親族に義理で保険を売るということは絶対にしないということ。本当に必要な人に、必要な保険だけを売るのが自分の目指す保険のプロだと決めました。今思えば、これが苦労のはじまりだったんですけど。

8.家に逃げ帰る

営業開始と同時に気付いたことがあります。それは、いざ営業開始といっても保険を奨める相手がいないということ。そうなると、まず最初に思いつくのが飛び込み営業です。飛び込み営業の本もたくさん読んでいたので、まあなんとかなるだろうと気楽に考えていました。まずはじめに訪問したのは、近くの都営住宅。飛び込み営業のノウハウ本を参考に、万全の準備をして飛び込み営業を開始しました。が、しかし。20件まわっても何の反応もありません。営業未経験だった私は精神的にショックを受け、家に逃げ帰ってしまいました。

9.鳴かず飛ばずの日々

そのころ、同じ時期にA社の代理店をはじめた人たちは次々と成果を上げていました。といっても、私のようにいきなり飛び込み営業からはじめる人はいませんでした。ほとんどの人が、自分の人脈や親族に対して保険を売りますし、保険会社もその方法を推奨していました。一方、自分だけは鳴かず飛ばず。それこそありとあらゆる営業の本を読み、実践してみるのですがどうにも上手くいきません。

10.最後に笑えれば

そのころ、私はかなり孤独な活動をしていました。ひとりで独立して仕事をしているので、当然同僚も先輩もいません。家族からは早く稼いでくれというプレッシャーをひしひしと感じます。独立前に貯めていたお金も底をつきはじめていました。そんなある日、営業に役立ちそうな本を探しに本屋に立ち寄ると、ウルフルズの「笑えれば」という曲が流れていました。
今でも、この曲はよく聴きます。たとえ何かがうまくいかなくても、うまくいくと信じてガンばろう。そんな気持ちにさせてくれます。

11.転機

このままではマズイ、何とかしなければ・・。将来への不安や今の仕事のやり方への疑問など、さまざまな思いが交錯します。「こんな仕事がやりたかったのかな?」私が理想とする保険代理店の姿は、お客さんから頼りにされて必要とされる“お客さんの立場で考える”保険のプロフェッショナルでした。でも、実際に私がやっているのは、お客さんに必要とされていないのに保険を売りつけようとする“販売する立場で考える”保険営業です。つまり、私がなりたい保険保険代理店とはやっていることが180度違うんです。つづく

第三幕「貢献すること」へ

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